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BlackBerry ブログ

BlackBerry UEM 12.20 の注目すべき 5 つの強力な新機能

BBM / 07.25.24 / Mark Swanson

原文のブログはこちらからご覧いただけます。

BlackBerryのカスタマーサクセスにおける画期的な出来事に続き、この度BlackBerry UEM 12.20のリリースをお知らせできることは大変な喜びです。BlackBerry® UEM (統合エンドポイント管理)は、BlackBerryのUEMを使用する世界中のお客様によって強く推奨されており、先日、Gartner® Peer Insights™ のUEMツール部門における 2024 年の「Customers’ Choice」ベンダーに 2 年連続で選出されました。この度の新機能とアップデートは、UEMを使うお客様にいっそう喜んでいただけるものとなっています。

現在、BlackBerry UEM の最新のアップデートがダウンロード可能です。このアップデートは完全にクラウドにロールアウトされ、20 近くの機能強化が組み込まれています。これらの新機能は、組織がモバイルデバイスや企業データを保護するのに役立ちます。

 

 

BlackBerry UEM 12.20 の新機能紹介

ここでは、新リリースとなる BlackBerry UEM 12.20 の心躍るアップデートから、ほんの一部をご紹介します。

iOS 更新管理の向上

iOS® デバイス向けの IT ポリシーに強力なアップデートが追加され、監督下にあるデバイスに iOS アップデートを適用する方法とタイミングの管理が大幅に向上します。アップデートを適用するタイミング(スケジュールを設定する、または、すぐに適用など)や、適用するバージョン(メジャー、マイナー、パッチ、または緊急セキュリティ対応)を決定できます。モバイルセキュリティでは、モバイルデバイスのソフトウェアバージョンを最新の状態に維持することが重要です。その管理を、BlackBerry UEM の新機能がかつてないほど容易に実現します。

IT ポリシー制御と関連して、デバイスグループとコンプライアンスプロファイルの両方が更新され、基準として「Pending OS update age」オプションが追加されています。これにより、デバイスのデバイスグループへの追加と削除が可能になり、デバイスの OS の更新が期限切れの場合、コンプライアンスイベントを発生させることができます。

上図:iOS の更新に対する IT ポリシーおよびそれに関連するコンプライアンスルールを示すスクリーンショット


コンプライアンスイベントビュー

バージョン 12.20 には、すべてのコンプライアンスイベントを 1 つの統合ビューで表示する新しい画面が導入されています。この画面には、ネイティブのモバイル脅威対策ソリューションである CylancePROTECT® Mobile から生成されるイベントも表示されます。そのため、管理者はすべてのプラットフォームのコンプライアンスイベントを容易に監視、追跡、および解決できるようになり、効率向上と時間短縮が実現します。

上図:コンプライアンスイベント画面


モバイル脆弱性レポート

今回のバージョンではもう一つの新しい画面が導入され、BlackBerry UEM 導入環境で使用されるあらゆるモバイル OS における、すべての共通脆弱性識別子(CVE)が表示されます。管理者は、簡単な操作で CVE リストを重大度レベル(緊急/高/中/低)別に詳細まで掘り下げて、リスクスコア、説明、CVE 公開日などのコンテキスト情報を確認できます。この画面は、時間を節約するために、UEM コンソールに直接組み込まれています。脆弱性レポートから得られる情報は、管理者が、組織でサポートするモバイル OS のバージョン、ソフトウェアアップデートの優先順位など、重要な決定を下すのに役立ちます。

上図:脆弱性レポート画面


Apple 管理対象デバイスの認証

Apple® 管理対象デバイスの認証が、BlackBerry UEM に組み込まれました。これは、iOS デバイスの整合性を保証するための新しいオプションであり、UEM に対するデバイスのプロパティと識別子の正当性を検証します。この認証は、UEM によるデバイスアクティベーションの際に実行し、実施のための関連するコンプライアンス項目とともに、その後も定期的に実行できます。

UEM 向け CylancePROTECT Mobile の強化

今回のリリースでは、BlackBerry UEM に組み込まれているネイティブのモバイル脅威対策機能を利用している組織向けに、2 つの新機能が導入されています。新機能の一つめは、iOS デバイス向けの安全でない Wi-Fi の検知機能です。これにより管理者は、特定の Wi-Fi セキュリティプロトコルを安全でないとマークし、関連する適切なコンプライアンスルールを設定できます。

上図:BlackBerry UEM に組み込まれている安全でない Wi-Fi の検知機能および関連するコンプライアンスルール画面のスクリーンショット


新機能の二つめは、Android™ デバイス向けのテキストメッセージスキャン機能で、Cylance® AI を利用して悪意ある URL を発見します。SMS フィッシングは依然としてモバイルデバイスに対する主要な攻撃手段であり、この機能はエンドユーザーを悪意あるテキストメッセージから保護するのに役立ちます。

BlackBerry UEM 12.20 で利用可能な新機能を網羅したリストについては、「What’s New in BlackBerry UEM (BlackBerry UEM の新機能)」をご覧ください。

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Mark Swanson

About Mark Swanson

Mark Swanson は、 BlackBerry.のD Product Management ディレクターです。