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BlackBerry ブログ

予測不可能な時代の要となる、効果的な緊急時のコミュニケーション方法とは?

 

目次

  1. 常に落ち着き、常に警戒を
  2. 人材ファーストの組織
  3. 危機に遅れを取らず対応する
  4. 信頼と透明性
  5. 参考ブログ


原文のブログはこちらからご覧いただけます。


(本ブログ記事は、2022 年 4 月 12 日に 
Business Reporter UK で公開された記事「Crisis Communication in the Age of Unpredictability」を許可を得て抜粋したものです。記事全文はこちらでご覧いただけます。)


安全で信頼できるコミュニケーションは、効果的な危機管理の要です。

コミュニケーションを効果的に行えるかどうかは、時として成功と失敗の分かれ目となります。勝負を分け、さらに生死すら分けます。新型コロナウイルスによる危機の最中、私たちはこれを目の当たりにしました。英国で、命を守るために外出を控えるよう指示されたとき、国民のほとんどはそれに従いました。「国を守るには新しいルールに従う必要がある」と説く指導者の姿をテレビで見たためです。

しかし、国民に緊急情報を伝えるための記者会見を開く余裕がない場合、事態はどうなるでしょうか。

 

常に落ち着き、常に警戒を

今回のパンデミックはある種の警告となるものでした。政府は、緊急時に適切なコミュニケーションを維持することは、もはや「好ましい」ではなく「必須」であると気づき始めています。英国政府は2021年、英国全土の携帯電話を対象とした緊急警報のテストを実施しました。政府が計画する緊急警報システムのテストの一環として、携帯電話がサイレンのような大音響を 10 秒間にわたって発したのです。また音だけでなく、警報を受信した携帯電話は振動し、テキストを読み上げました。

この試験運用が成功すれば、政府は今年後半、新しい緊急警報システムを発表する「National Welcome Message」を英国全土に発信することになります。加えて、EU が導入した欧州電子通信コード(EECC)指令もあります。これはすべての EU 加盟国が2022 年までに公共警報システムを確立および実施することを定めています。

これが正しい方向への一歩であることは間違いありません。国家は緊急時の大規模なコミュニケーション手段を必要とします。事実、世界中の多くの地域では新型コロナウイルスの危機が今なお続いています。また、異常気象や自然災害もかつてないほど増えています。 

信頼性が高くネットワーク化された緊急時コミュニケーションシステムを導入することにより、政府や国家の緊急対応組織は、国民の安全と情報伝達の維持が可能になるのです。
 

人材ファーストの組織

言うまでもなく、国民の安全を守ることは各国政府の最優先事項です。国家規模の災害には国家的な対応が欠かせません。しかし、企業内での危機についてはどうでしょうか。緊急事態や大きな混乱は企業でも起こり得ます。こうした事態にどのように備え、また対応するかによって、影響の度合いは変わってきます。

企業が直面し得る主な課題の 1 つは、内部のコミュニケーションです。実際、従業員の 74% は、社内のコミュニケーション部門が存在しない、もしくはうまく機能していないために、社内の通達を見逃していると感じています。このような社員間コミュニケーションのまとまりの欠如は、緊急時にはより悪化していきます。

重大イベント管理プラットフォームを利用することにより、企業は、システム停止、サイバー攻撃、およびその他の計画内/計画外のネットワークダウンタイムについて、情報発信を迅速に行えるようになります。

さらに、確実に信頼できる情報源をひとつ持つことで、うわさや誤った情報が社内に広まったり、また必然的に社外にまで伝わるのを緊急時にも防ぐことができます。今やフェイクニュースは事実より 6 倍も速く拡散します。企業のリーダーに必要なのは、緊急時に社員と組織の名誉を守り、誤ったコミュニケーションによって引き起こされる潜在的な被害を抑える方法なのです。こうした、またその他多くの脅威に負けない強靭さを築き上げるため、組織は適切なテクノロジーを必要としています。
 

危機に遅れを取らず対応する

純然たる事実として、ほとんどの場合、危機の予防はおろか予測すらできません。しかし、組織の緊急時対応をコントロールすることは可能です。組織の緊急時対応においては、明快な緊急時コミュニケーション戦略を確立し、重大イベント管理プラットフォームを介して展開・実施することが欠かせません。

危機および緊急事態管理プラットフォームは、サイバー、IT、気象、物理的セキュリティ、IoT(モノのインターネット)センサーの各種システムを通じて、重大イベントのインテリジェンスを自動的に取り込むことができます。それにより危機が特定されると、事前に定義した警戒対応手順を開始し、適切な対応チームを安全なコラボレーションチャネルに集めることが可能です。その後、これらのチームが状況を評価し、解決に向けた次のステップとコミュニケーション要件を決定します。

次のステップが合意されると、プラットフォームを通じ、対象者に対して、事前に構成したコミュニケーションチャネルを介した安全なコミュニケーションと通知が行えるようになります。これには、危機が進展する中で個人の安全に考慮しつつ、状況に関するインテリジェンスを収集することも含まれます。このようにして復旧フェーズに至ることで、重大イベントへの対応と復旧をより迅速に実施できます。
 

信頼と透明性

私たちがかつてない速さでコミュニケーション可能な時代に生きていることは疑いありません。しかし、これほど多くのコミュニケーション手段があると、誤った情報も真実と同じくらい迅速に拡散し得ます。

緊急時に適切なコミュニケーションを行うためには、組織と政府の双方による投資が不可欠です。単なるテクノロジーへの投資ではありません。人への投資、信頼への投資、安全への投資です。危機管理に対する次世代のアプローチには、次世代のソリューションが必要です。

危機および災害管理に唯一の答えはありません。しかしコミュニケーションの維持を確実なものとし、そのためのプラットフォームを安全で信頼できるものにしておくことは極めて重要です。このようなテクノロジーは公共と民間、両方の部門で利用できます。

私たちはここ数年の出来事から、リーダーが人々の安全を確実にするために手段を尽くし、不測の事態に備える必要があることを学びました。重大イベント管理プラットフォームの導入は、リーダーがその務めを果たすための最も強力かつ効果的な方法の 1 つなのです。

 

Ramon Pinero は、BlackBerry AtHoc 製品サービス部門の副社長です。BlackBerry AtHoc は緊急事態下にある公共部門および政府の職員を保護し、BlackBerry Alert は企業の重大イベント管理を支援しま

記事全文は Business Reporter UK でご覧いただけます。
  

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