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BlackBerry ブログ

サイバーセキュリティにおける ROI:Forrester Consulting 社の TEI 分析により、エンドポイントセキュリティソリューション CylancePROTECT が 120 万ドルの純貯蓄をもたらすことが明らかに

原文のブログはこちらからご覧いただけます。

サイバーセキュリティソリューションを評価する際には、それがどれほど効果的なのか、チームの負担を軽減できるかどうかなど、いくつかの事柄が知りたくなるものです。しかし、組織の CFO はおそらく次のように尋ねるでしょう。「AI 駆動型エンドポイントソリューションへのこの支出を正当化する ROI はどの程度 ?」と。

今回の分析結果を活用すれば、この質問に答えるためのビジネスケースを構築し、サイバーセキュリティにおける ROI について自信を持って議論できるようになります。

Forrester Consulting 社 による CylancePROTECT の潜在的 ROI 評価

BlackBerry はこの度、エンドポイントセキュリティソリューション CylancePROTECT® の導入に伴うコスト削減効果とメリットを評価するため、Forrester Consulting 社に Total Economic Impact™(TEI、総経済効果)調査の実施を依頼しました。TEI はテクノロジー業界の消費者と組織によって 20 年以上活用されている手法であり、投資価値を評価するための 4 つの要素(コスト、メリット、柔軟性、リスク)で構成されています。Forrester 社はこの実績ある手法を「テクノロジーやソリューションのあらゆる側面と、それに関連するビジネスへの影響をモデル化し、製品やサービスの ROI を明らかにする、実証済みの業界標準フレームワーク」と位置づけ、その実施を推進しています。

CylancePROTECT の TEI 分析結果

今回の独立評価では、BlackBerry® の AI 駆動型エンドポイント保護プラットフォーム(EPP)である CylancePROTECT の投資対効果(ROI)が極めて高いことが明らかになりました。調査対象となった顧客を代表する複合組織において、この ROI には 3 年間で 120 万ドル以上の純貯蓄と、それまで人手による検知と対応作業に費やされていたスタッフの労働時間約 2,000 時間の回収が含まれています。

Forrester 社の調査におけるこれらの結果は、米国、英国、カナダ、ドイツ、オーストラリアに拠点を置くグローバル企業のサイバーセキュリティリーダー 351 名を対象としたオンライン調査から得られました1。Forrester 社はその後、CylancePROTECT の導入企業 4 社のスタッフにインタビューを行い、複合組織をモデル化し、このソリューションが 3 年間にもたらす財務上の潜在的な影響を評価しました。以下ではその他の主要な調査結果をご紹介します。

全体的な財務上のメリット

この調査の主な目的は、CylancePROTECT がもたらす潜在的な経済効果の評価にありました。Forrester 社は調査のためにモデル化した複合組織について、この AI ベースのエンドポイントセキュリティソリューションが 6 カ月以内に初期投資の回収を実現し、3 年間で以下のような財務上のメリットをもたらすと結論づけています。

  • セキュリティ侵害に関する総コストを 120 万ドル以上削減
  • 廃止されるレガシーエンドポイントソフトウェアのサブスクリプション費用を 80 万ドル以上削減
  • 従来のウイルス対策アップデートの廃止により、スタッフの労働時間を 8,000 時間以上回収
  • セキュリティインシデントの調査と感染デバイスの再イメージ化に要する時間を約 2,000 時間削減

意思決定者にとってのセキュリティ上の主要課題

今回の調査に応じた回答者らは、全社的なエンドポイントセキュリティを導入するまでは、自組織が多くの異なる(そして連携の取れていないことの多い)ソリューションに依存しており、侵害を予防できないことが多かったと報告しています。こうしたレガシーシステムを扱う組織では、以下のような問題が最大の課題となっていました。

  • 既存のエンドポイント保護ソリューションでは侵害を予防できない
  • シグネチャベースの保護を維持することが難しい
  • 異なる事業部門間でソリューションの一貫性が取れていない
  • 導入済みのすべての資産を 1 つのソリューションで保護できない

AI ベースのエンドポイントソリューションの利点

調査回答者は、AI ベースのエンドポイント保護はシグネチャベースのソリューションよりも検知能力が優れていると確信していました。製造業界のある技術コンサルタントは、調査で次のように述べています。「私たちはパターンではなくアルゴリズムを用いる方向に進みたいと考えていました。マシンがインターネットに接続する必要も、アップデートを取得する必要もありませんから。[ウイルス対策の] 各種製品を長年扱ってきた経験から、アップデートの際には常にエラーが起こり得ることは承知しています」

調査では他にも以下のような利点が明らかになっており、AI ベースのソリューションを導入するという決定をさらに後押ししています。

  • 個人のデバイスや USB ドライブを含め、ますます多様化するデバイスやオペレーティングシステム(OS)全体のセキュリティを効率的に管理できる。
  • CylancePROTECT はレガシーシステムを含む多くのデバイスタイプや OS をサポートしているため、組織が重複したツールを削除し、セキュリティ環境を簡素化できる。
  • サイバーセキュリティに対する従業員の満足度と意識が向上する。ある組織では、CylancePROTECT とそれに付随するトレーニングプログラムを導入した結果、従業員調査におけるサイバーセキュリティの評価が 25 ポイント上昇しました。また、従業員は自身のデバイスが保護されている実感をさらに強めています。

CylancePROTECT に関する今回の調査結果と Total Economic Impact™ の詳細については、調査の全文をご覧ください。この知識を活用し、組織の CFO とセキュリティチームを支援しましょう。

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1 出典:Forrester Consulting Cost Of A Cybersecurity Breach Survey, Q1 2021。

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About Baldeep Dogra

Baldeep Dogra は BlackBerry の Product Marketing Director です。