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四半期ごとに公開される BlackBerry グローバル脅威インテリジェンスレポートの最新のエディションによると、新型のマルウェアをベースにしたサイバー攻撃が大きく増加しており、3 か月で 70% も増えています。前年と比較すると約 3 倍にもなっています。
このレポートの調査対象となった四半期（2023 年 6 月 ～ 2023 年 8 月）に、Cylance AI を活用した BlackBerry のサイバーセキュリティソリューションは、1 分あたり 2.9 件のユニークなマルウェア攻撃に対処しました。前の四半期の 1.7 件/分から上昇しています。また、このレポートによると、Cylance® AI によって 330 万件のサイバー攻撃が阻止されました。これは 1 分あたり 26 件の攻撃に相当し、やはり大きく増加しています。
BlackBerry の脅威リサーチ＆インテリジェンス担当バイスプレジデント Ismael Valenzuela は次のように述べています。「悪意のあるアクターはかつてないほど活発に活動し、防御コントロールを回避するために攻撃の範囲を多様化させ、攻撃量も増やしています。国またはセクターを狙った新型の攻撃が増加していることは、それに見合うだけの価値の高いターゲットが存在していることを示しています。脅威の量が増え、多様性も増している中で、当社は予測的、予防的テクノロジーを活用して、すべてのセクター、すべての業種でそれらの脅威を回避する能力を高めています」
BlackBerry の新しいレポートは、サイバーセキュリティのプロフェッショナルや IT の意思決定者にとって重要なリソースであり、今すぐダウンロードできます。
このレポートでは、ランサムウェアの脅威アクターが、大多数の組織がデータバックアップ戦略を向上させていることを十分認識しており、こうした防御側のトレンドに対応するために戦略を変更していることが明らかになっています。その結果、「二重の脅迫」と呼ばれる手法が急速に一般化しています。この手法は次のように行われます。ランサムウェアはファイルを暗号化すると同時に、対象の組織からデータを抜き取ります。その後、ランサムウェアの運用者は、身代金を支払わないとそのデータをダークウェブに公開すると脅します。LockBit、Cl0p、Cuba、ALPHV などの脅威グループは、金銭を受け取れる可能性を高めるために、ますますこれらの手法を取り入れています。
「三重の脅迫」や「四重の脅迫」の攻撃が報告される事例もより一般的になっています。こうした攻撃では、被害者にさらにプレッシャーをかけるために、分散型サービス妨害（DDoS）攻撃などの別の脅威も加わります。
このレポートで取り上げられている厄介な事象の 1 つに、レポート対象期間の四半期に最も攻撃を受けたセクターは金融業界と医療業界であるという事実が挙げられます。金融セクターは世界的に最も多く攻撃を受けた業界であり、一方医療機関への マルウェアのユニーク攻撃数は 181% 増加しています。
これらのセクターは、データの価値が高く、重要なサービスを中断させ得る機会となるため、攻撃の主要なターゲットになっています。2023 年、ランサムウェア攻撃の平均コストは過去最高の 445 万ドルに達し、脅威アクターはより高い収益を得やすいと見なす業種に注力しています。
このレポートではまた、他の業種でもランサムウェア攻撃が増加していることを明かしています。これは多くの場合、重大なゼロデイ攻撃の増加と、新しい脆弱性がパッチがリリースされた後でさえもパッチ未適用のまま長期間残っている事実に関連しています。
BlackBerry の 四半期ごとの脅威レポートは、今日のサイバー脅威のランドスケープにおけるさらに多くの驚くべき事実を明らかにしています。たとえば、オーストラリアと米国で公共部門に対する攻撃が 50% 以上もの増加を示していることが明らかにされています。このレポートでは、こうした攻撃の背後にある地政学的な影響と、最も影響を受ける業種について説明しています。
無料の BlackBerry グローバル脅威インテリジェンスレポートは今すぐダウンロードいただけます。また、12 月 6 日開催のグローバル脅威インテリジェンスレポートに関するウェビナーをぜひオンデマンドでご覧ください。[YM1] このウェビナーでは、このレポートの作成に携わった BlackBerry の脅威リサーチ&インテリジェンスの専門家から直接話をお聞きいただけます。
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