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BlackBerry ブログ

エンドポイント管理の市場を再定義する: BlackBerry、次世代 UEM を発表

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エンタープライズモビリティ管理の先駆者である BlackBerry は、今週、統合エンドポイント管理(UEM)における 2 つの新しいイノベーションを発表し、そのリーダーシップを拡大しました。BlackBerryは再び市場に革命を起こし、サイバーセキュリティとモノのインターネットの融合への道を開きます。

エッジ向け BlackBerry UEM

世界中の企業が、すでにエンドユーザーデバイスの管理、監視、セキュリティ確保に BlackBerry UEM ソフトウェアを使用しています。今回、BlackBerry UEM がエッジに対応し、ワークロードがエンドユーザーとそのデバイスの近くに配置されたことで、接続の遅延が非常に小さくなり、企業の生産性と従業員エクスペリエンスが大幅に向上しました。テストでは、ユーザーから見た遅延が最大 87% 減少しました。

同時に、BlackBerryの UEM は引き続き最高レベルのセキュリティを提供しており、ここでも BlackBerry が誇るクラス最高のセキュリティ効果が示されています。このソリューションでは、独自の安全な接続インフラである BlackBerry NOC (ネットワークオペレーションセンター)をエッジに配置し、AWS のローカルゾーンおよびアベイラビリティゾーンと統合しています。ローカルゾーンは、ワークロードのうちの遅延の影響を受けやすい部分に必要なコアサービスをエンドユーザーに近づけるよう設計されており、アベイラビリティゾーンは、すべての AWS サービスへのアクセスを提供します。その結果、コンピュートやストレージなどのサービスは、データの生成と消費が行われる場所に安全に配置されます。エッジ向け BlackBerry UEM は、オンプレミスやクラウドで稼働している BlackBerry UEM と互換性があります。

IoT 向け BlackBerry UEM

IoT 向け BlackBerry UEM により、統合エンドポイント管理が IoT デバイスにも対応します。これによって、環境内の未知のリスクを減らしながら、IoT の大きな可能性を引き出すことが可能になります。このソリューションでは、BlackBerry UEM を AWS IoT Greengrass と統合しています。Greengrass は、オープンソースのエッジランタイムとクラウドサービスで構成されており、工場や車両、医療機関、企業など、コネクテッドワールドの数百万の IoT エンドポイントで使用され、それらの監視と管理を可能にし、IT チームの能力を強化しています。これにより、BlackBerryの融合のビジョンが真に前進するとともに、IT エンドポイントと IoT エンドポイントのインベントリや管理を単一のコンソールからシームレスかつ安全に行えるようになります。

AWS の工業製品担当 GM である Sarah Cooper 博士は、次のように述べています。「IoT は、過去数年に、自動車、企業、医療、製造などのさまざまな産業分野で進歩してきました。通信の最前線で IoT とセキュリティを融合させることが、コネクテッドワールドに必須となり始めています。クラウドでシステム間の橋渡しをすることにより、IoT 全体のデータにアクセスする際のスケーラビリティ、一貫性、柔軟性が得られ、開発者がイノベーションにより新しい価値を生み出すことを可能にします」

融合に向けて

BlackBerry は、サイバーセキュリティ、IT、OT (制御・運用技術)、そして最終的には IoT も、すべて融合するような世界を作るためにイノベーションを進めています。IoT はデジタル変革の未来に向けた基礎となる柱であり、情報技術の適用範囲を劇的に広げることで新たなビジネスチャンスを生み出します。エンタープライズ IoT の価値は、セキュリティ確保の能力を含め、IoT に高い計算能力が要求されることや、IoT エコシステムが複雑であることから、今日もほとんど未開発な状態です。

エッジコンピューティングがリアルタイムのデータ処理とデータ分析への需要の高まりに対応する中で、エンドポイントの可視性を高め、価値のある状況認識とセキュリティ上のメリットをもたらすことで、IoT を簡単かつ安全に IT やデジタル変革の戦略へ組み込むことを可能にします。

BlackBerry は、IoT の可能性を制限している信頼不足を埋めることができる、世界でも数少ない企業の 1 つです。マッキンゼー・アンド・カンパニーの独自の報告書「Cybersecurity for the IoT: How Trust Can Unlock Value (IoT のサイバーセキュリティ:いかにして信頼が価値を引き出すか)」では、「サイバーセキュリティと IoT の交差点にある」という BlackBerry のユニークな立ち位置に触れ、BlackBerry は「企業向けサイバーセキュリティソリューションと IoT プラットフォームを結び付けるのに適した位置取りをしている」と指摘しています。これは、融合市場への参入に必要な信頼を醸成するための鍵となります。この市場は、アナリスト企業により 2030 年には 7 千 5 百億ドル規模になると予測されています。

未来の UEM を、今

BlackBerry は、業界で最も多くのセキュリティ認証を取得したソリューションをリリースすることで、UEM 業界を確立しました。また、BlackBerry UEM は、Gartner® Peer Insights の 2023 年の統合エンドポイント管理ツール部門で、唯一「Customers' Choice」に選出された UEM 製品です。そして、本日の発表により、当社 UEM のイノベーションが続くことが明らかになりました。

エッジ向け BlackBerry UEM または、IoT 向け BlackBerry UEM については、一般提供日を含め、BlackBerry Summit にご登録ください。業界、企業、BlackBerry の講演者が、IoT、IT、サイバーセキュリティの未来を明らかにし、BlackBerry の最新のイノベーションをご紹介します。

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Steve Kovsky

About Steve Kovsky

Steve Kovsky は BlackBerry の Editorial Director です。